有罪確定のアンワル氏の恩赦、親族が国王に申請

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野党連合・人民同盟(PR)を率いるアンワル・イブラヒム元副首相に対する2度目の同性愛裁判における有罪判決が確定したことを受け、アンワル氏の親族が国王に恩赦を申請した。

24日、アンワル氏の妻で人民正義党(PKR)党首であるワン・アジザ氏と、娘のヌルル・ヌハ氏がイスタナ・ネガラ(王宮)に恩赦を申請。直後の記者会見でヌルル氏は、アンワル氏が無罪であり政治的理由で有罪となっているだけで犠牲者であると主張した。

2月10日に行われた連邦裁判所判決では、昨年3月に出た控訴審判断を支持する有罪判断を下した。これによってアンワル氏の禁固5年の有罪判決が確定、スンガイブロー刑務所に収監されている。

アンワル氏が1年以上の禁固刑を受けたことで被選挙権喪失が決定すれば、ペルマタン・パウ選挙区における補欠選挙が行われることになるが、国王の恩赦が下る可能性が残されているため当面は保留となる。
(ザ・サン、2月25日、マレー・メイル・オンライン、マレーシアン・インサイダー、2月24日)

広瀬やよい

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