イスラム教徒の不適切な行動、トレンガヌが取締強化へ マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

トレンガヌ州政府は、イスラム教徒の不適切な服装や行動、金曜日の礼拝に行かない若者の取り締まりを強化するため、3日間のカウンセリングを行うと明らかにした。

カウンセリングは宗教学校型式でおこなわれる。両親もカウンセリングに参加することが義務づけられる。

アブドル・ラーマン州首相によると、反対の声が上がる一方で、支持する声も出ている。罰則を科す代わりに、教育し不適切な行動を防ぐことが目的だという。取締官を増員し、ショッピング・モール等に配備し取締を強化していく方針だ。体にフィットした服装や男装、女装をした場合はシャリア(イスラム法)により最高で1,000リンギまたは6カ月の禁固刑、もしくは両方が科される。

トレンガヌ州イスラム・マレー遺産委員会(Maidam)は先ごろ、若者を中心とした市民の公共の場における振る舞いの監視を強める一貫として、肉親や配偶者ではない異性とバイクに相乗りすることや不適切な服装、あるいは男装、女装などを取り締まると明らかにしていた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、2月25日)

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 【VW ID.4 4000km試乗】「VWらしさ爆裂」さすがの長距離性能、BEVとしての魅力は[前編]
  4. マツダ『CX-3』終焉は近い? ガソリンとディーゼル2種に集約、SNSではさまざまな考察飛び交う
  5. 三菱『デリカD:5』19年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
  6. 【BMW 2シリーズグランクーペ 新型試乗】今、日本にちょうどいいBMW…中村孝仁
  7. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  8. トヨタ『RAV4』新型、3つのスタイルで登場…まずはハイブリッドを450万円から発売
  9. BMW M、開発責任者が交代…高性能モデルの新時代へ
  10. ゲームエンジンが自動車開発の共通言語になる!『Unreal Engine』の採用が急拡大する理由【前編】PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る