高層住宅のメンテナンス費用、GST課税対象外に…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

アハマド・マスラン副財務相は、4月から導入される物品・サービス税(GST)について、コンドミニアムやアパートメント、フラット、低価格アパートメントなど全ての種類の高層住宅のメンテナンスに関する費用は全て課税対象外となると明らかにした。マレーシアン・インサイダーが報じた。

副財相は、連邦政府に対して集合住宅や高層住宅の住民組織や住民から寄せられた声を基に決定されたとコメント。課税対象外となる理由は、建造物のメンテナンスは大きな利益を生み出すことはないという考えからで、メンテナンスや修理、警備員への支払いなどは自治会が運営するサービスであることが多いことから、課税対象外とすると決まったと述べた。また、課税対象外となっている公共交通サービスなどと同様に、多くの国民に影響を与えることから課税されないことが決まったと明らかにした。

連邦政府にはマレーシア不動産鑑定士・コンサルタント協会(PEPS)や住宅購入者協会(HBA)などから、多層階の住宅のマネジメント及びメンテナンスに係る費用を課税対象外とするように求める署名が寄せられていた。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  2. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. 「逆輸入候補!?」カッコよすぎる『カムリ』がSNSで話題に、SEMAで公開「GT-Sコンセプト」の強烈デザイン
  5. ロイター「日本にとって警鐘」…BYDが新型軽EV『ラッコ』をジャパンモビリティショー2025で公開
  6. マルチスズキ、ジムニー5ドアの輸出が10万台突破…最多出荷先は日本
  7. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  8. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  9. 「黄色い」ネオレトロバイクがサプライズ公開! 往年の“スピードブロック“再現した新『XSR900GP』…ジャパンモビリティショー2025
  10. ホンダのSUV『パスポート』、オフロード性能を極めるコンセプトカー提案…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る