三菱重工、国内で最長・最大、無線送電技術の地上実証試験に成功

宇宙 企業動向
三菱重工の無線送電技術の実証試験、送電装置
三菱重工の無線送電技術の実証試験、送電装置 全 2 枚 拡大写真

三菱重工業は、神戸造船所(兵庫県神戸市)で宇宙太陽光発電システム(SSPS)の中核技術として、無線送電技術の地上実証試験を実施し、長距離の無線送電に成功した。

【画像全2枚】

送電ユニットから電力10kWをマイクロ波で無線送電し、500メートル離れた受電ユニット側に設置したLEDライトを、送られた電力の一部を使って点灯させることに成功した。

無線送電距離500mは、国内最長で、10kWも国内で最大の電力となる。ビームが受電ユニット以外の方向へ放射することのないよう、制御する先進制御システムの適用試験も実施し、問題のないことを確認した。

無線電力伝送技術は、ケーブルなしで電気を送る技術で、将来の発電システムとされる宇宙太陽光発電システム向けに開発が進んでいる。

今回の地上実証試験の成功は、地上の様々な場面で従来にない長距離の無線送電に道を拓くもの。これまで送電線の敷設が困難であった場所への送電や、洋上風力発電から陸上への送電、電動車両への無線充電といったものが期待される。

SSPSは、太陽光パネルを地上から3万6000kmの宇宙空間に打ち上げ、静止軌道上の太陽電池で発電した電力をマイクロ波/レーザーにより地上に無線伝送し、地上で再び電気エネルギーに変換して利用する。クリーン、安全で枯渇しないエネルギーであることから、将来の基幹エネルギーとして期待されている。

《レスポンス編集部》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プロボックス』ついに全面刷新か? 見えてきた次期型の進化
  2. トヨタ『ハリアー』次期型はプレミアムSUVに進化!? RAV4、クラウンとの差別化どうなる?
  3. ホンダ『フリード』は次の改良でどう進化?「クロスター BLACK STYLE」登場か
  4. 日産『キックス』新型にアウトドア仕様の「ROCK CREEK」12月発売へ…348万5900円から
  5. 「危険運転」監視の警報装置、2031年から全新型車に搭載を義務化[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  3. 日立エナジー、空飛ぶクルマ向け電力インフラ整備へ…Eve Air Mobilityと覚書締結
  4. ams OSRAM、CMOSイメージセンサー事業を米インディー・セミコンダクターに売却…AIフォトニクス・ARに集中
  5. マクラーレン、2028年市販の新型スーパーカーをプレビュー…伝説の「マクラーレンF1」以来のMT搭載
ランキングをもっと見る