3画面に同時出力、迫力のサウンド…ハードコアゲーマーも納得のPC

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MSIゲーミングノートPC新製品レポート―最新GPU搭載の「GE62/72」他、3種が発売
MSIゲーミングノートPC新製品レポート―最新GPU搭載の「GE62/72」他、3種が発売 全 17 枚 拡大写真

GE72
エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)が3月13日(金)に3機種のゲーミングノートPCを発売します。完全新設計デザインの「GE62/72」、2015年モデルの「GE60/70」「GP60/70」(型番の6は液晶モニタの15.6インチ、7は同17.3インチ)。

製品にはいずれもNVIDIA最新世代のGPU(※)、10キー同時押し対応のSteel Series製アイソレーションキーボード、有線LANの通信速度を大幅に改善するネットワークシステム「Killer LAN」、最大3画面のモニタに同時出力できプレイ中にゲーム以外の画面も見られる「マトリックス・ディスプレイ」などが搭載されており、ハードコアゲーマーの要求に適う製品となっています。

※GE62 2QF Apache Pro 4Kの「GeForce GTX 970M」を除く

■GE62/72シリーズ

GE62 キーボードと搭載機能
内部構造から一新したGE62/72シリーズは従来のモデルに比べ薄型・軽量化されており、LED発光機能付きのキーボードも相まってひじょうにスタイリッシュな印象です。押し心地も良く、さすがSteelSeriesといったところでしょうか。

「GE62 2QD Apache」及び「GE72 2QD Apache」にはGPUにNVDIA最新世代の「GeForce GTX 960M」、CPUに「Core i7-4720HQ」を搭載。排熱を効率化する技術「デュアルエグゾーストシステム(Cooler Boost3)」のほか、CPUとGPUの稼動レベルを切り替え、温度や電気消費量を低く保つ機能「SHIFT(※)」も備わっており、負荷の重いゲームも安定しそうです。SHIFTはFnとF7を同時押しすることで3段階(「Green」「Comfort」「Sports」)に変更できます。

※SHIFTはGE62のみ

新機能としてSteelSeriesの各種デバイス設定をひとまとめに管理する「Steel Series Engine 3.0」も追加されました(※GE62のみ)。各種設定を変更するために個別のドライバを探す必要がないのは便利そうです。

ディスプレイ関連では120Hzの映像出力に対応したことでより滑らかなゲームプレイが可能となりました。さらには3,840x2,160の4Kパネルの出力に対応したモデルも用意。「GE62/72は高解像度のFPSのプレイに最適」とMSIプロダクトマネージャーのWinni Wang氏。

音響面では前面に上位モデルにも搭載の「Dynaudio」スピーカー、新設計の筐体により底面にサブウーファーという構成の4.1chとなりました。実際に聴いてみたところノートPCとは思えない迫力の低音で、ゲームにますます没頭できそうです。

GE72底面
ところで、「高スペックのゲームをプレイするならノートPCではなくデスクトップPCを使ったほうが良いのではないか」という一部ユーザーの意見もありますが、MSI営業部の三好正行氏は「いろいろな使い方ができるのがゲーミングノートPCのメリットだと思っています。オフラインイベントに持っていくのはもちろん、『自分の部屋ではなくリビングに持ち運んでプレイする』というふうに、家の中で気分を変えたいときにもお使いいただけるのではないでしょうか」と説明してくれました。

また世界のゲーミングシーンで急速な成長を見せている配信面の需要に応えるため、GE62/72の各モデルにはゲーム配信ソフトとして評価の高い「XSplit Gamecaster」の6ヶ月分無料権が付いています。NVDIAの最新世代GPUは映像処理の面でも優れていますから、「GE62/72でゲームを配信→録画を編集しアップロード」という一連の流れを1台でできるのは大きなメリットかもしれません。仮にノートPCですべての作業がこなせるなら、「デスクトップPCではなく、イベントにも持ち運び可能なハイスペックのゲーミングノートPCを1台持ち、自宅でも外出先でもそれを使う」といったスタイルで運用しても面白いかもしれません。

■GE62/72シリーズ 製品スペック

■GE60/70シリーズ

GE60 Apache
GE60/70の2015年モデルにはGPUに「GeForce GTX 960M」もしくは「GeForce GTX 950M」が搭載されました。GE62/72に比べ従来モデルの筐体はやや厚みと重量のある印象を受けますが、キーボードの発光等の機能は共通しています。

■GE60/70シリーズ 製品スペック

■GP60/70シリーズ

GP60 Leopard
エントリーモデルのGP60/70は今回発表された製品の中で13万~15万円という最も安価な範囲でモデルを揃えています。上記モデルに比べ、GPUとCPUが共にワンランク下の「GeForce 940M」「Core i5-4210H」を採用しているのが特徴でしょうか。ゲーマーとして気になるのは「ゲームプレイ+配信が可能なスペックかどうか」という点ですが、MSI営業部の中原衆望氏によれば「さすがに最高画質は厳しいかもしれませんが、GP60/70でも『League of Legends』などの人気タイトルの配信は可能です」とのことでした。

■GP60/70シリーズ 製品スペック

■3月13日(金)の発売日に合わせ新生活応援キャンページも実施

上記3製品は3月13(金)発売となります。また、3月13(金)~4月12日(日)には「MSIハイスペックノートPC新生活応援キャンペーン」と題して「GE60/70 2QDシリーズ」「GP60/70 2QEシリーズ」購入者にそれぞれ1万円相当と7000円相当のJCGギフトカードをプレゼントするキャンペーンを実施。「ハイスペックゲーミングノートPCの購入を検討している」という方には絶好のチャンスとなりそうです。

キャンペーン特設ページ: http://event.msi.com/nb/2015/jp_q1/

■GT80 Titan SLIも3月13日(金)同時発売

なお今回発表された製品ではありませんが、世界で初めてCherry製茶軸スイッチのキーボードを搭載したモンスターノートPC「GT80 Titan SLI」も展示されていました。こちらも今回の3シリーズと同様3月13日(金)発売となります。店頭想定価格は46万1111円(税別)。写真は4画面出力の「マトリックス・ディスプレイ」の様子です。この機能は今回発表されたGE62/72、GE60/70、GP60/70にも(最大3画面出力で)搭載されています。

■MSIがゲーミングチーム「Galactic」「DeToNator」の包括的なスポンサードを決定

またMSIはスポンサーとなっているFPS『Alliance of Valiant Arms』(AVA)のチーム(「Galactic」及び「DeToNator」)について新しく「両チーム共にノートPCとPCパーツを支援する」という方針を発表しました。

「去年の写真と見た目が大分違いますが2015年は髪を伸ばしたバージョンでいきます」と江尻勝氏(去年までは坊主頭だった同氏)
MSIの新方針に応えて、GalacticとDeToNatorのチームマネージャー江尻勝氏から以下の発言がありました。

「我々が2年間コツコツとやってきたことが実を結んだ結果だと思います。MSI様のノートPC新製品にかける思いそしてクオリティの高さが我々のアドバンテージです。今回全製品での支援が決まったことで、海外等も視野に入れ、より多くの方々にMSI様の製品を知っていただく機会を与えられればと思っております。

また、我々が活動を始めた6年前に比べて国内のゲーミングシーンは大きく発展しました。2015年は我々のチームにとって飛躍の年になると感じています。DeToNatorは今年から新たに『Dota2』のチームを立ち上げたほか、『League of Legends』『Counter Strike: Global Offensive』の2タイトルでも選手の獲得に乗り出しました。今後は『4タイトルで世界に通じるゲーミングチームになる』を目標に掲げて活動していきます」

MSIゲーミングノートPC新製品レポート―最新GPU搭載の「GE62/72」他、3種が発売

《nemuke》

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