フェラーリビジネスが堅調な3つの要因とは

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20日にオープンしたコーンズ名古屋に展示されているフェラーリ
20日にオープンしたコーンズ名古屋に展示されているフェラーリ 全 8 枚 拡大写真

コーンズ・モータースは名古屋市千種区にフェラーリ専用のショールームをリニューアルオープン。その記者発表に際し、同社はフェラーリビジネスが堅調に推移していることを明らかにした。

コーンズ・モータース代表取締役社長の猿丸安人氏は、堅調の要因は3つあるとする。まずは現在のモデルラインナップだ。「『F12ベルリネッタ』、『458スペチアーレ』、『カリフォルニアT』などが多くのユーザーに受け入れられてきており、更にジュネーブショー15で発表された『488GTB』が導入されることにより、これからも新車の販売は非常に継続的に伸びていくと考えている」とコメント。

もうひとつは中古車ビジネスだ。「インポーター時代にはあまり力を入れてこなかったが、2012年にコーンズ・モータースとして営業を開始して以来、力を入れている」とし、「コーンズ・モータース全体で、超高級車マーケットシェアを大幅に伸ばしたい」と述べる。

3つ目は、お客様満足度の向上だ。猿丸氏によると、コーンズ・モータース発足以来独自の顧客満足度調査を行っているほか、社内教育や、セールスマンのトレーニングを実施しているという。

「現在フェラーリの購入ユーザーのうち50%以上が、いままでフェラーリに乗ったことがない新規顧客だ。そういった新しいユーザーにもフェラーリの世界観を少しでも堪能してもらい、また、十分に満足してもらえるように頑張っていきたい」と意気込みを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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