マレーシア、通年の消費成長は4.8%…GSTで一時落ち込みもその後回復

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
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小売りコンサルタントのリテール・グループ・マレーシア(RGM)は、4月1日導入の物品・サービス税(GST)の影響で消費の減少が見込まれると指摘。ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。

今年通年では4.8%成長にとどまるが、消費者がGSTに慣れた第4四半期単独では6.9%に回復するとの見通しを示した。今年の小売業売り上げについては、当初5.5%成長を予想していたが、4.9%に下方修正した。

RGMは昨年第4四半期の売り上げ成長率がマイナス0.8%だったが、今年第1四半期において中国正月や、720万リンギに上る低所得者向け一時給付金「1マレーシア・ピープルズ・エイド(BR1M)」の支給により成長が上向くと予想されると指摘した。

一方、GST導入から6カ月は、売り上げが減少するとの見込みを示した。第2四半期の売り上げは3.5%成長に減速すると分析。第3四半期には第2四半期に比べ消費活動がやや回復し、4.8%成長となると予想した。また第4四半期に消費活動は通常に戻るため、6.9%成長となるとの見込みを示した。
昨年の小売の売り上げは、3.8%増となった。

広瀬やよい

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