TPP署名、今年第3四半期までに決断へ…マレーシア通産相

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
マレーシア(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

ムスタパ・モハメド通産相は2日、環太平洋経済連携協定(TPP)の締結に関する決断を今年第3四半期までに行うと表明した。

TPPの交渉には豪州とブルネイ、カナダ、チリ、日本、マレーシア、メキシコ、米国など12カ国が参加している。ムスタパ大臣は、TPPは5年間に渡り交渉が行われており交渉参加国は今年上期の妥結を目指していると説明した。国内では知的財産権や環境、国有企業や投資、金融サービスなどに関する交渉が政府と利害関係者の代表との間で複数回に渡り行われている。

プライスウォーターハウス・クーパース・マレーシアとマレーシア戦略国際問題研究所(ISIS)がTPPが国益に与える影響に関する調査や費用便益分析を行っている。7月初旬には調査が終わり、7月には下院で審議にかけられる予定。国会承認なしにTPPに署名することはないという。

ムスタパ大臣は、マレーシア経済は外国投資に依存しており、マレーシア人は世界経済の一部を担っていることを理解するべきだと強調。また、TPPに参加することで8億人、国内総生産(GDP)27.5兆米ドルの市場にマレーシア企業が参入することができるようになると語った。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
  5. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  6. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  7. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  8. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  9. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  10. 「もう一つのBMW」が「BMW」に…アルピナの60年
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る