ホンダの米国法人、アメリカンホンダは4月1日、3月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は12万6293台。前年同月比は5.3％減と、8か月ぶりに前年実績を下回った。
ホンダブランドの乗用車系では、2012年秋に発売した新型『アコード』が、2万6018台を販売。前年同月比は23.4％減と、2か月連続で減少した。『フィット』は6640台を販売。新型効果で、前年同月比は58.1％増と、引き続き大きく伸びる。
ライトトラック（SUV/ピックアップトラック/ミニバン）系では、主力車種の『CR-V』が、2万7618台。前年同月比は3.6％減と、8か月ぶりに前年実績を下回る。同車は、大幅改良を受けた2015年モデルを、2014年10月に投入。中型SUVの『パイロット』は、34.2％増の1万1937台と大幅な増加。日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』は、前年同月比1.2％増の1万1142台と、6か月ぶりに増加した。
アキュラブランドでは、新型スポーツセダンの『TLX』が、3月も3430台と良好な立ち上がり。アキュラのセダン系のベストセラー車に君臨した。『ILX』は7.7％減の1554台と、3か月連続で減少する。
アキュラブランドのSUVでは、2013年にモデルチェンジした『MDX』が、前年同月比5％減の5503台と、2か月連続で減少。『RDX』は3963台を売り上げ、前年同月比は13.5％減と、4か月ぶりに減少した。
ホンダの2014年米国新車販売は、前年比1％増の154万0872台。2015年1‐3月は、前年同期比2.6％増の33万3943台だった。アメリカンホンダのジェフ・コンラッド上級副社長は、「ベストセラー車のCR-VがSUV人気で好調。フィットの販売の伸びも喜ばしい限り」とコメントしている。
