【新聞ウォッチ】上海モーターショー開幕、女性コンパニオン禁止で”裏ワザ”競演

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上海モーターショー15
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年4月21日付

●日本車中国市場へ全力、若年層の購買力期待、上海モーターショー(読売・11面)

●東京ショー存在感低下、出展企業ピークの半分(読売・11面)

●コメ・自動車攻防続く、TPP日米閣僚会談(朝日・3面)

●ルノー、仏政府に反発、株買い増し、日産との関係重視(産経・10面)

●個人消費依然鈍く、4月報告、景気判断据え置き(東京・7面)

●ホンダ、中国販売2割増、今年目標(日経・13面)

●レンタカー訪日客の利用急増、外国人の免許確認苦慮(日経・39面)

ひとくちコメント

世界最大の自動車市場の中国・上海市で、「上海国際モーターショー」が開幕した。世界18か国・地域から2000社近くが参加、欧米勢に比べて伸び悩んでいる日本の自動車メーカー各社が存在感を高められるかが焦点となっている。

きょうの各紙も経済面で今回のショーの特徴や見どころなどを大きく報じている。読売は「日本車中国市場へ全力」との見出しで「日本勢も、世界初公開の新型車や環境対応車を相次いで発表した」と報じたほか、産経も「狙いは”一人っ子”世代」として若者層の購買力に期待を寄せていると取り上げた。

朝日は「中国密着社長らアピール」として「日本勢も大手メーカーの首脳級が次々と姿を見せ、中国の消費者に合うように現地で開発した戦略車をアピールした」と、日産自動車のカルロス・ゴーン社長が3年ぶりに訪れたことなどを伝えている。

こうした中、今回の上海ショーでは、女性コンパニオンが禁止されたことで、露出度の高いセクシーな装いで展示車の前で挑発的なポーズを取る光景は見当たらないそうだ。しかし、メーカー各社が来場者の目を引こうとあの手この手の演出を繰り広げているという。

毎日によると「露出度は高くないもののコンパニオン風の女性も健在だ」と掲載。彼女らは「販売コンサルタント」の呼び名で、車の性能などに関する試験を通過することが条件という。

イケメンの男性コンパニオンを起用したブースもあり「女性の注目を集めていた」そうだが、名物の女性コンパニオンの姿が消えたことによる、会期中の来場者数の増減にも注目したい。

《福田俊之》

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