米国の大手自動車部品メーカー、ボルグワーナーは4月23日、新型フォード『マスタング』に、エンジンタイミング技術を供給すると発表した。
ボルグワーナーは、自動車用ターボチャージャー製造の大手として知られる存在。また、排出ガスをクリーンにする技術でも世界をリードしている。
ボルグワーナーが、新型フォードマスタングに供給するエンジンタイミング技術は、5.0リットルV型8気筒ガソリンエンジン用。バリアブルカムタイミングと新開発のサイレントチェーン技術を供給する。ボルグワーナーによると、これらの技術は抵抗を減らし、エンジンの効率を引き上げる効果があるという。なお、新型マスタングだけでなく、新型『F-150』にも、これらの技術を供給していく。
ボルグワーナー Morse TECのジョー・ファドール社長は、「2011年モデルから、フォードモーターに先進のエンジンタイミング技術を納入してきた。今回も彼らの厳しい性能要求に合わせるために、バリアブルカムタイミングを共同開発した」と述べている。