BASFペトロナス、マレーシア・パハン州に2-エチルヘキサン酸工場を着工

エマージング・マーケット 東南アジア
メルセデスF1のスポンサー ペトロナス(資料画像)
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BASFペトロナス・ケミカルズは4日、パハン州クアンタンのゲベンで2-エチルヘキサン酸の生産工場の鍬(くわ)入れ式を行った。6月4日付のベルナマ通信、5日付のザ・スター、ザ・サン、ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。

同社は、国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)の子会社、ペトロナス・ケミカルズと化学大手のBASFの合弁企業。工場はBASFペトロナス・ケミカルズの既存工場の隣接地に建設され、2016年第4四半期の生産開始が見込まれている。生産能力は年間3万トン。

2-エチルヘキサン酸は、合成潤滑油やオイル添加剤の生産等に使われているほか、自動車のエンジン冷却剤、金属塩など様々な産業で広く利用されている。BASFペトロナス・ケミカルズは、芳香剤の原材料の生産工場の建設も行っており、2016年下期の運転開始を見込む。

鍬入れ式に出席したパハン州のアドナン・ヤアコブ首相は、2013年以降年間で平均20億リンギの投資を誘致しているとし、パハン州が域内の事業拡張先として選ばれていると述べた。同州は先ごろ、鉱業などによる環境問題の政策を発表し、汚染問題にも取り組んでいく方針を明らかにした。

広瀬やよい

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