マレーシア・サバ州で4度の余震、屋根倒壊などの被害発生

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
マレーシア(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

5日に起きたサバ州北部地震で多数の死者が出たが、同州において23日、4回にわたり余震を観測した。揺れが強かった地域では、建物の屋根が崩れるなどした。けが人などは出ていない。ザ・スターが報じた。

午前10時54分にはマグニチュード2.6の地震が起き、ラナウの学校2カ所では屋根の一部が倒壊し、壁にひびが入るなどした。午後5時33分には、コタキナバルやクンダサン、ラナウ、コタ・ベルドでマグニチュード4.3の強い地震が起きた。初めて強めの地震がコタキナバルで観測された。KKタイムズ・スクエアなどの商業施設では、人々が外に避難するなどした。また午後6時26分、39分にもマグニチュード2.6、3.0の地震が起きた。

サバ州では5日以降、少なくとも90回以上も余震が起きていることから、住民の間では土砂崩れなどが起きるのではとの声が上がっている。

地質学者のフェリックス・トンクル氏は、ラナウで1991年に発生した大規模な地震の震源地はキナバル山からは遠く離れており、数日のうちに余震も収まったと説明。今回はキナバル山で地震が起きており、安定するまでには時間を要していることから今後も余震が続く可能性が高いとした上で、土砂崩れなどに気をつけるよう呼びかけた。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  2. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  3. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  4. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  5. メルセデスベンツ『GLC』新型、V8エンジンなるか!…12月のスクープ記事ランキング
  6. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  7. ポルシェ『カイエン』新型、新世代のデジタルコックピットとAI音声操作を搭載
  8. 【ヤマハ WR125R 試乗】“セロー・ロス”の受け皿になる!? 戦闘力、包容力の高さにロングセラーの予感…青木タカオ
  9. 15年の沈黙を経て...アウディ『RS6 セダン』、デジタルで先行復活!
  10. 人気のカワサキ『Z900RS』にスペシャル仕様の「SE」登場! 価格は183万7000円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る