【新聞ウォッチ】タカタ製エアバッグ、日産 エクストレイル でも異常破裂

モータースポーツ/エンタメ 出版物
日産エクストレイル 初代(参考画像)
日産エクストレイル 初代(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年7月9日付

●株638円安2万円割れ、下げ幅今年最大中国株急落響く(読売・1面)

●トヨタ前役員起訴猶予、地検(読売・1面)

●タカタ製68万台未交換、国内エアバッグ先月末に異常破裂(読売・9面)

●スカイマーク羽田発着枠国際線へ転用認めず国交省方針(産経・10面)

●インド小型車競争激化、ホンダ・ルノー新車攻勢,タタなど現地勢、中間層開拓(日経・11面)

●ガソリン、上げ幅縮小、店頭145.2円(日経・21面)

ひとくちコメント

タカタ製のエアバッグを搭載し、リコール(回収・無償修理)対象だった車両が、部品を交換していなかったために、国内を走行中に異常破裂した事故が発生していたことがわかったという。

日産自動車が発表したもので、きょうの読売などが「タカタ製68万台未交換、先月末に異常破裂」と大きく報じている。それによると、タカタ製のエアバッグが異常破裂したのは、日産の多目的スポーツ車(SUV)『エクストレイル』で2001年8月に生産した車種。

6月25日に静岡県磐田市の県道を走行中に衝突事故を起こし、助手席エアバッグが異常破裂したという。飛び散った高温の金属片がフロントガラスを割ったほか、エアバッグを収納するインストルメントパネル(インパネ)も炎上。運転手は腕や顔に軽いやけどを負ったが異常破裂が原因かどうかは特定できていないという。

この車両は2013年4月にリコール(回収・無償修理)の実施を届けていたが、所有者が少なくとも2回変わっており、案内が所有者に届いていなかったため、未改
修だったそうだ。

国内の公道を走行中の車両でタカタ製エアバッグの異常破裂が報告されるのは5例目。トヨタ自動車やホンダの車両で4件確認されているが、日産車は今回が初めてという。

タカタ製品を巡っては国内でのリコール対象は約784万台に膨らんでいるが、このうち7割程度は未改修のままの状態。5月末のリコール対象約305万台でも68万台が実施されていないという。日経は「リコールの周知徹底という課題が改めて浮き彫りとなった」と警鐘を鳴らしている。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る