三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは8月3日、7月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、7868台。前年同月比は23.9%増で、17か月連続で前年実績を上回った。
7868台の内訳は、乗用車が前年同月比2.5%増の2857台と、7か月連続で増加。SUVなどのライトトラック系は、前年同月比40.7%増の5011台と、13か月連続の前年実績超え。
SUVでは、2010年10月に米国市場で発売した『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)が回復。7月は、過去最高の3242台を売り上げた。前年同月比は24.2%増と、4か月連続で増加。アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替え、需要増に対応してきたが、三菱は米国生産からの撤退を決めている。
また、『アウトランダー』は7月、1769台を販売。前年同月に対して1.8倍と、5か月連続の前年超え。2013年9月に米国市場に投入した新型『ミラージュ』は、前年同月比2.5%減の1553台と、7か月ぶりに減少した。
2014年の三菱自動車の米国新車販売台数は、前年比24.8%増の7万7643台。2015年1-7月実績は、前年同期比24.8%増の5万7412台だった。三菱モータースノースアメリカのドン・スウェアリジェン上級副社長は、「7月は三菱にとって、またひとつ素晴らしい販売実績の月。この17か月の販売の伸びは、顧客が望む手頃な価格と信頼できる車を提供している証」と述べている。