デリーメトロは半年に一度、乗客が車内に遺していったポリバッグや水筒、弁当箱や傘といった忘れものをオークションにかけているとタイムズオブインディアが伝えた。
昨年11月からのオークションの収益が21万ルピーに上ることから、これは賢明な動きであると評価されよう。
デリーメトロの広報担当によれば、「今日までに1万7千点の遺失物が届けられ、そのうち問い合わせがあったものは1,325点にすぎない。我々はこのオークションを半年に一度開催している」と話している。
昨年4月に開催されたオークションでは3万7100ルピー、今年7月には2万6099ルピーの収益があったと言う。
遺失物係では基本的に持ち主への返還を行う姿勢だが、安価なものに関しては持ち主が現れることはほぼないという。
またオークションについての宣伝も行っておらず、270万人という乗客数に対する収益は僅かなものではあるが、これらの遺失物を永久に保管することは不可能であることからそれなりに目的には適っていると同社は認めている。