マレーシアの米国企業、75%が増益予想…リンギ安の影響「大きい」

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア クアラルンプール
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米国商工会議所とシンガポール・米国商工会議所(AMCHAMシンガポール)は「東南アジア諸国連合(ASEAN)ビジネス・アウトルック調査」の最新版を発表。

マレーシア事業を行なっている米国企業のうち、利益が前年比で増加する見通しだとした企業は2015年には64%、2016年には75%に達した。ASEAN全体の平均は2015年が59%、16年が76%だった。

同調査は2015年5月11日から6月8日にかけて実施し、ASEAN10カ国の米国企業の上級幹部471人(マレーシアは44人)から回答を得た。米ドル高・リンギ安の影響については、マレーシアでは米国企業の43%が「大きい」と回答し、「幾分ある」(36%)、「あまりない」(20%)を上回った。

事業拡張計画については、59%が「ある」と回答。「維持」(36%)や「縮小」(5%)を上回った。またASEAN統合については、77%が事業に寄与すると回答。ASEAN経済共同体(AEC)目標に基づいて域内事業戦略をたてているとの回答は43%あった。

交渉が難航している環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)については、「域内ビジネスの助けになる」との回答は43%にとどまり、「どちらとも言えない」(57%)が上回った。

伊藤 祐介

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