【Can-Am Spyder F3 試乗】クイックな動きはまるでレーシングカート…青木タカオ

モーターサイクル 新型車
Can-Am Spyder F3
Can-Am Spyder F3 全 15 枚 拡大写真

エンジンもハンドリングもかなり過激だ。

【画像全15枚】

まず、ロータックス製の直列3気筒エンジンはスロットルレスポンスが鋭く、低回転域から力強い。全域でトルクフルでパワーが落ち込む領域が見当たらない。

独特といえるハスキーな排気音とともに、最高出力115hp(86 kW)を発揮する7250rpmまでスムーズに回り、そのままアクセルを開け続ければレブリミッターが効く8100rpmまで淀みなく回る。

バイクに乗り慣れた人なら大丈夫だろうが、この加速に対応するためにはバイクに乗るときのように、アンクルグリップを決めて下半身で体をホールドしておく必要がある。それほどにまで、ダッシュが強烈なのだ。

セミオートマチック仕様の6速トランスミッションは、左手の親指でシフトアップし、人差指でシフトダウンとなる。シンプルで操作性が良く、走りに集中できる。減速時のみ何もしなくてもインテリジェントシステムが機能し、自動的にシフトダウンしてくれるのもいい。

クイックなハンドリングもF3の大きな魅力。アンチロールバーを備えたAアーム・フロントサスペンションと電子制御されたパワステによって、ハンドルへの入力に対しじつに敏感に、そして自然に舵角がつき、ノーズの向きを思うがままに変えられる。

このクイックな動きはまるでレーシングカート。限界点はかなり高く、コーナリングではエキサイティングな走りが楽しめる。

■5つ星評価
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
コンフォート:★★★
お目立ち度:★★★★★
オススメ度:★★★★★

青木タカオ|モーターサイクルジャーナリスト
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。国内外のモーターサイクルカルチャーに精通しており、取材経験はアメリカやヨーロッパはもちろん、アフリカや東南アジアにまで及ぶ。自らのMXレース活動や豊富な海外ツーリングで得たノウハウをもとに、独自の視点でオートバイを解説している。現在多くのバイク専門誌、一般誌、WEB媒体で活動中。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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