ドイツの高級車メーカー、BMWは9月15日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー15において、『M6』の「コンペティションエディション」を初公開した。
BMWは2015年5月、M6に新しい「コンペティションパッケージ」を設定。これは、M6シリーズの『M6クーペ』、『M6カブリオレ』、『M6グランクーペ』に用意されるオプションパッケージ。エンジンのパワーアップをはじめ、さらなる高性能が追求された。
M6シリーズのエンジンは、BMW M社がチューニングした直噴4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボ。このユニットは、ノーマル状態で、最大出力560hp/6000-7000rpm、最大トルク69.3kgm/1500-5750rpmを引き出す。
新コンペティションパッケージでは、最大出力を40hp引き上げ、600hpを獲得。従来のコンペティションパッケージに対して、25hpの上乗せ。トランスミッションは、7速デュアルクラッチの「M DCT」。新コンペティションパッケージは、0-100km/h加速3.9秒と、従来モデルよりも0.2秒速い。最高速は250km/h(リミッター作動)。オプションのMドライバーズパッケージでは、リミッターが解除され、最高速は305km/hに到達する。
フランクフルトモーターショー15で初公開されたコンペティションエディションは、M6クーペの新コンペティションパッケージ装着車がベース。同時に初公開されたレーシングカー、『M6 GT3』のイメージが反映された。
ボディカラーはアルピンホワイトとオースティンイエローの2色を用意。会場には、アルピンホワイトの1台を展示。BMW Mの3色ストライプ、マットブラックの20インチMアルミホイール、カーボンファイバー製リアスポイラー&ディフューザー、ドアミラーカバーを採用した。室内には、BMWインディビジュアルのメリーノフルレザーが装備されている。