【新聞ウォッチ】VWお膝元の欧州でも不正、BMWにも飛び火か

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VWが米国で販売したディーゼル車の排ガス規制の不正問題がお膝元の欧州など、世界規模で広がりつつあるという。
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

【画像全2枚】

2015年9月25日付

●VW不正、欧州でも、トップ引責辞任、BMWにもと疑惑報道(読売・2面)

●アベノミックス遠い実感 首相会見「豊かさ」強調 成長・消費・賃金伸び悩む (朝日・6面)

●VW長年の悪質手口、検査時のみ装置フル稼働(毎日・4面)

●VWショック広がる(産経・3面)

●VW排ガス不正、国内ディーゼル市場冷水(産経・11面)

●社説、排ガス規制不正、ワーゲンよ、おまえもか(東京・5面)

●JX,KDDIと提携、電力小売り、通信とセット割ガソリンも値引き販売(日経・1面)

●プリウス、中国生産中止、トヨタ、日本国内に集約(日経・14面)

●福祉車用の新型シート、トヨタ乗り降り、省スペース(日経・14面)

ひとくちコメント

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が米国で販売したディーゼル車の排ガス規制の不正問題が米国だけでなくお膝元の欧州など、世界規模で広がりつつあるという。

きょうも各紙がVWの排ガス規制の不正問題を大きく続報しているが、中でも毎日は「VW欧州でも不正認める、幹部4人辞任へ、組織的関与か」というタイトルで、2日連続の1面トップで取り上げている。

ドイツのドブリント運輸相が「VWが欧州でも同様の不正をしていたことを認めた」ことを明らかにしたもので、ほかの自動車メーカーも不正ソフトを積んだ車両の台数を調べる方針を示したという。

読売などによると、独自動車専門誌「アウトビルト」が、国際的な調査機関による道路での試験で、独BMWのディーゼル車の排ガスからも欧州基準を大きく上回る規制物質が検出されたと報じた。ただ、この報道に対してBMWは「排ガス試験をごまかすことはない。試験と道路走行で排ガス処理に違いが出ることはない」と否定する声明を発表している。

国内でも気になるのは「クリーンディーゼル車」のイメージの低下である。産経は「国内ディーゼル市場冷水」との見出しで、VWの日本法人が、来年予定のディーゼル車の国内販売を見直す可能性を明らかにしたと取り上げた。また、週明けの東京株式市場にも飛び火しており、マツダなどディーゼル関連株が軒並み下落したことを伝えている。

社説でも産経が「自動車不信につなげるな」、東京が「ワーゲンよ、おまえもか」。そして日経でも「自動車の信頼揺るがすディーゼル不正」とのタイトルで「日本を含む各国当局は、VW車に限らず自国を走る車が本当に環境基準に適合しているか、いま一度チェックすべきだろう」と指摘している。

10月末からは日本でも2年に1度の「東京モーターショー」が開催される。現時点では各社の出展概要は明らかにされていないが、厳しい環境規制をクリアした自慢の新技術やエコカーのアピールも予想される。お祭りムードもいいが、この場を借りて不正が発覚したVWに限らず、各メーカーはユーザーが抱く燃費性能や環境基準についての疑念払拭に努めるべきだろう。

《福田俊之》

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