小田急多摩線でJR東日本の電車を試運転…10月26日から

鉄道 企業動向
千代田線に乗り入れているJR東日本のE233系2000番台(中央)と小田急電鉄の4000形(右)。保安装置などを改造し、E233系は小田急線に、4000形はJR常磐線にも乗り入れできるようにする。
千代田線に乗り入れているJR東日本のE233系2000番台(中央)と小田急電鉄の4000形(右)。保安装置などを改造し、E233系は小田急線に、4000形はJR常磐線にも乗り入れできるようにする。 全 2 枚 拡大写真

小田急電鉄は10月26日から、多摩線でJR東日本の車両を使った試運転を実施する。小田急線と東京地下鉄(東京メトロ)千代田線、JR常磐線各駅停車の3線直通運転に向けた準備の一環。日中を中心に11月29日まで運転される。

東京地下鉄(東京メトロ)が運営する千代田線は、代々木上原駅で小田急線、綾瀬駅でJR常磐線と接続。それぞれ相互直通運転を行っている。ただし、3線をまたいで運転することが可能な車両は、16000系電車など東京メトロが所有する車両に限られており、現在は小田急の車両が綾瀬駅まで、JRの車両が代々木上原駅までの運転となっている。

小田急とJR東日本は2013年4月から3線直通運転の準備を開始。JR東日本が所有する千代田線乗り入れ用のE233系電車の2000番台と、小田急が所有する千代田線乗り入れ用の4000形電車に、3線を走行するための保安装置などを搭載する改造工事が進められている。2013年3月の各社の発表では準備期間を3年程度としており、2016年春頃から小田急車とJR車の3線直通運転が始まるとみられる。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る