米VW、著名弁護士を起用…ディーゼル問題の集団訴訟に対応

自動車 ビジネス 企業動向
ケネス・ファインバーグ弁護士
ケネス・ファインバーグ弁護士 全 1 枚 拡大写真

一部ディーゼル車に、排ガス試験を不正にクリアする違法なソフトウェアを搭載していたフォルクスワーゲングループ。同社が、米国での集団訴訟の動きに備えて、著名弁護士を起用した。

これは12月17日、フォルクスワーゲングループの米国法人、フォルクスワーゲングループオブアメリカが明らかにしたもの。同社は、「ケネス・ファインバーグ弁護士と契約した」と発表している。

ケネス・ファインバーグ弁護士といえば、米国の自動車最大手、GMの点火スイッチによる大規模リコール(回収・無償修理)問題の際にも、GMに起用され、顧客からの集団訴訟のGM側の窓口として、手腕を発揮した人物。

尚、今回のフォルクスワーゲングループの問題は、当初の直列4気筒ターボディーゼル「2.0TDI」だけでなく、V型6気筒ターボディーゼル「3.0TDI」にも拡大。今後、顧客からの集団訴訟が増えることも予想される。

フォルクスワーゲングループオブアメリカのマイケル・ホーン社長兼CEOは、「ケネス・ファインバーグ弁護士のこのような複雑な問題における豊富な経験が、円満な解決に向けて、指南役を果たしてくれるだろう」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 日産『アリア』改良新型を世界初公開へ、Vモーショングリルのない新デザインに…ジャパンモビリティショー2025
  3. メルセデスベンツ『GLA』次世代型をいち早くプレビュー! 斬新なテールライト装備?
  4. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
  5. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る