軽井沢バス転落事故のイーエスピー、実態のない埼玉営業所の届出も

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長野県軽井沢町のスキーバス転落事故で、バスを運行した貸切バス会社の「イーエスピー」(高橋美作社長)が営業所として届け出ていた埼玉営業所が、事実上の営業区域外での運送ではなかったかという疑いが強まっている。

貸切バス事業者がバスを運行する場合、出発地か到着地のいずれかに都道府県単位で営業所を設置し、営業区域とすることが法律で定められている。

同社は東京都羽村市に本社があるが、埼玉県内を発着地とする運行を行っていた。同社はそのための営業所を設置することが求められていた。

事故発生当日の15日から国土交通省が3日間連続して行った特別監査では、同社が届け出た埼玉営業所には法律で定められた運行管理者や整備管理者の勤務実態がなく、埼玉営業所は車庫としての機能しか果たしていなかった。

埼玉営業所の運行管理者は、15日の事故で亡くなった運転手が兼務していた。運行管理者は管理する車両が運行している間は、貸切バスの運転を兼務することはできない。また、整備管理者も営業所に常駐していなかった。

国土交通省は同社の一連の行為を運行管理者や整備管理者の虚偽の届出として法令違反に問うこととしたが、営業区域外の運行を禁じた規制をすり抜けるための悪質な行為ではないかとみている。

《中島みなみ》

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