【VW ゴルフトゥーラン 新型】事故予防から軽減、二次被害防止まで…安全装備を充実

自動車 ニューモデル 新型車
VW ゴルフトゥーラン
VW ゴルフトゥーラン 全 8 枚 拡大写真

フォルクスワーゲングループジャパンが導入を開始した新型『ゴルフ トゥーラン』の最大のアピールポイントは、更に強化されたトップクラスの安全性にあるという。

「VWは長年にわたり、ユーザーに安心して乗ってもらえるよう、高い安全性を第一に考えたクルマ作りを行ってきた」とは同社マーケティング本部プロダクト・マーケティング課の山谷浩之氏の弁。具体的には2012年にエントリーモデルとして導入した『up!』にシティエマージェンシーブレーキを、続く新型『ゴルフ』と『ポロ』には、プリクラッシュブレーキシステムフロントアシストを全車標準装備するなど、「他社に先んじた先進安全技術の採用を進めてきた」という。

こうしたVWの安全思想や先進安全技術を“VWオールインセーフティ”と再定義し、コミュニケーションを始めていく。このVWオールインセーフティとは、予防安全、事故発生時の被害低減、事故後の二次被害防止までの3つの段階全てに対応した、運転者、同乗者、周囲のクルマや歩行者を事故被害から保護するための総合安全コンセプトだ。

新型ゴルフトゥーランの予防安全ではアダプティブクルーズコントロールや、車線の逸脱を警告し、自動補正するレーンキープアシスト。自動ブレーキによって衝突を回避するプリクラッシュブレーキシステムフロントアシストが装備される。

そして、万一衝突が回避できないと車両が判断した場合は、エアバッグの効果を最大化するために全ての窓を自動的に閉め、シートベルトのテンションを高める、プロアクティブオキュパントプロテクションなどの安全機能を装備し、衝突安全においては衝突被害を軽減する9つのエアバッグやアクティブボンネットが搭載されている。

更に二次被害防止においては、玉突き衝突など二次被害を防ぎ安全を確保するポストコリジョンブレーキシステムなど、「想定されうるあらゆるシーンから人を守る徹底した安全対策が施されている」と山谷氏。中でも衝突安全において、今回VWが初採用となる安全技術がアクティブボンネットだ。これは、「万一歩行者と接触した場合、フロントバンパーに内蔵されたセンサーが衝撃を感知すると、ボンネットの後端を瞬時に持ち上げる機能で、これにより、歩行者がボディにぶつかる際のダメージを和らげる効果が期待できる」と説明。

加えて今回新たにオプション設定するインテグレーテッドチャイルドシートは、「子供を乗せる機会の多い家族にとても便利な機能だ」と山谷氏。チャイルドシートに関しては、先代よりも室内幅を広げたことにより、2列目にチャイルドシートを3つ並べて設置することができ、2列目、3列目全てのシートにISOFIX適合チャイルドシートの固定装置を設定している。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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