【オーディオ教養強化辞典】バッフルとエンクロージャー

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品

スピーカーの解説によく出てくるバッフルとエンクロージャーの言葉の意味を整理してみよう。

まずバッフルというワード、本来は遮るという意味でバッフル板といえば解りやすいと思う。ユニットの振動板、前面からの放つ音が背後へ、背後の音が前面に回りこまないように遮断する目的を果たす。これはとても重要でバッフル板がなければ、前から出てくる音(正相)と、後から出てくる(逆相)音が相殺してしまいスピーカーとしてに役目を果たさない。とくに中低域を再生する場合は著しい。ミッドウーファーの装着ではインナーバッフルを用いることが、いい音への近道であるがこれだけでは十分な遮断とは言えず、制振材などを使ってドア内部の鉄板サービスホールを覆う施工を行ってほしい。

エンクロージャーというのはユニットの背面をすっかりと囲んでしまう容器のこと。すなわちボックスのことを云う。インストールでは一部のメーカーやプロショップがミッドレンジ、ミッドウーファーに積極的に取り入れたり、サブウーファーの施工ではエンクロージャーは必ず必要になってくる。いずれにしてもユニットの能力を十分に発揮させるためには、前面から発する音と背後から発する音を確実に遮断することが大切だ。

《永松巌》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る