「銀聯カード」に代わる、中国人向け手数料無料の決済システム

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「WeChat Payment(微信支付)」に関する展示
「WeChat Payment(微信支付)」に関する展示 全 2 枚 拡大写真

 産直野菜の卸事業を展開するベジコープは11日、東京ビッグサイトで開催中の「FOOD TABLE in JAPAN 2016」で、中国人観光客向け決済ソリューション「WeChat Payment(微信支付)」の展示を行った。

【画像全2枚】

 これは中国でアクティブユーザー6億人を集めるSNS「WeChat」を利用した決済サービスとなる。日本向けシステムは株式会社ネットスターズが共同開発にあたり、15年7月にサービスがスタート。既に大丸松坂屋百貨店などが導入を決めている。

 決済時には店舗が決済アプリを起動し、利用者のQRコードを撮影する形となる。端末は店舗側が自前で用意してもいいので、初期コストを抑えられるのが魅力。一方、中国人観光客にとっては、銀聯カードのように手数料が引かれないのがメリットとなり、インバウンド需要に合わせた国内での普及が予想されているようだ。

 ベジコープでは同ソリューションの代理店の一つとなり、今後は飲食店を中心に導入をサポートしていくという。インバウンド対応に追われる飲食店や小売店には、決済手段の選択肢の一つになるだろう。

【FTIJ2016】銀聯カードに代わるインバウンド決済、手数料不要の「WeChat Payment」

《丸田鉄平/H14》

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