フランスの自動車大手、ルノーグループは2月12日、2015年の通期(1‐12月)決算を公表した。
同社の発表によると、グループ全体の売上高は453億2700万ユーロ(約5兆7770億円)。前年の410億5500万ユーロに対して10.4%増と、3年連続のプラスを維持する。
また、2015年通期の純利益は、29億6000万ユーロ(約3770億円)。前年の19億9800万ユーロに対して、48.1%もの増益を達成した。
大幅な増益となったのは、欧州を中心に新車販売が好調なのが大きい。2015年の世界新車販売(ダチアなどを含む)は、過去最高の280万0242台。前年比は3.3%増と、3年連続で前年実績を上回った。
ルノーのカルロス・ゴーン会長兼CEOは、「2015年の結果は、ドライブ・ザ・チェンジ計画の目標達成に向けた決定的な一歩を記すもの」と述べている。