中央道で「右側付加車線」試行へ…多治見IC-小牧東IC間

自動車 社会 社会
中央道・多治見ICから小牧東IC間下り線の登り坂区間で、右側付加車線方式への変更を試行
中央道・多治見ICから小牧東IC間下り線の登り坂区間で、右側付加車線方式への変更を試行 全 2 枚 拡大写真

中日本高速道路(NEXCO中日本)は、中央自動車道・多治見ICから小牧東IC間下り線の登り坂区間で、現在の登坂車線方式から右側付加車線方式への変更を試行する。

従来の登坂車線方式は、速度があまりでない大型車などが走行車線の左側に設けた登坂車線に移行し、坂を登り切ったところで再度走行車線に復帰する構造で、低速車に待避してもらうことで、交通流をさまたげない効果を期待するためのもの。

今回試行する右側付加車線方式は、比較的速度に自由度のある車両が、第二走行車線の右側に設ける追越車線を利用して自ら追い抜く方式で、低速車の待避や合流をなくすことで、安全性の向上を試す。

当時の国家公安委員会委員長主催による「交通事故抑止に資する取締り・速度規制等の在り方に関する懇談会」で、2013年12月にとりまとめられた提言を受けて、登坂車線の合理的な運用を目指し、警察庁、国土交通省と検討、関係機関との協議を重ねた結果、試行することとなった。

右側付加車線方式への変更により、低速車が車線をゆずるのではなく、比較的速度に自由度のある車両が右側から追い抜くこととなる。試行におけるモニタリングで、速度の遅い大型車などの登坂車線から走行車線への合流や、登坂車線を使った無理な左側追越し事故など、リスクが軽減されているかなどを検証する。

車線方式への運用開始日時については、決定してから公表する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る