【ボルボ XC90 新型】新世代ボルボの第一弾、“クルマに乗る人が主役”の象徴に

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ボルボ XC90
ボルボ XC90 全 8 枚 拡大写真

ボルボ・カー・ジャパンは、次世代ボルボの第一弾となる新世代7人乗りフラッグシップSUV『XC90』の販売を開始した。

このXC90の導入について、同社マーケティング部プロダクトグループプロダクトスペシャリストの岡田勝也氏は、「単に新型車の導入にとどまらず、ボルボのブランドを塗り替えるぐらいの勢いで導入した」とその意気込みを語る。

また、セダンの“S”、ステーションワゴン・ハッチバックの“V”、クロスカントリーの“XC”というボディタイプの名称に加え、クルマのサイズとしてコンパクトの40シリーズから、60シリーズ。そしてこれまでの70、80シリーズに変えて、今後ラージ系は「90シリーズとなり、その第一弾がXC90だ」と述べる。因みに本国では『S90』と『V90』が登場している。

ボルボ・カー・ジャパン代表取締役社長木村隆之氏はこのXC90について、「安全性、環境性能、つながるクルマ(Apple CarPlayなど)、そして心地よいデザインという四つの要素を全て実現した、まさに次世代ボルボのトップオブザラインとして生まれ変わった」と話す。

そして、「私はこれからのクルマにとって最も大切な要素は、ライフスタイルを変えるクルマになると考えている」という。具体的には、ライフステージやサイズ、価格といったことが選択の基準になるのではなく、「クルマが人にどこまでより添えるのか、どのようにオーナーやファミリーのライフスタイルを輝かせることができるのか。つまり、クルマが主役なのではなく、クルマに乗る人が主役なのだ」と説明。「全てのボルボがそのような価値を備えているが、トップオブザラインであるXC90はその象徴といえる」とコメントした。

また木村氏は、「新型XC90はボルボのトップオブザラインとして新たな歴史の1ページを開く。そして、2019年までに全ラインナップを一新する。日本ではない、ドイツでもない、スウェーデン発の人を中心とする最も先進的なプレミアムブランドとして必ずや成功を収めると確信している」と今後の展開に自信を見せた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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