フランスの自動車大手、プジョーは2月中旬、『トラベラー i-Lab VIP 3.0シャトル』の概要を明らかにした。実車は3月1日、スイスで開幕するジュネーブモーターショー16で初公開される。
同車はプジョーの新型商用車、『トラベラー』をベースにしたコンセプトカー。トラベラーは、プジョーが主に欧州市場に投入する小型商用車。従来の『エキスパート』の後継車に位置付けられる。
開発は、プジョーが属するPSAプジョーシトロエンと、トヨタが共同で実施。トヨタには、新型『プロエース』として、OEM供給される。生産はPSAのフランス・バランシエンヌ工場で行う。
ジュネーブモーターショー16で初公開されるトラベラー i-Lab VIP 3.0シャトルは、VIP向けの移動手段を提案したコンセプトカー。至れり尽くせりの快適装備や、移動オフィスとして使えるネット環境などを導入する。
後席は、独立した4シーター仕様。32インチという大型のタッチスクリーンタブレットが装備される。後席頭上のコンソールにも、大型モニターを採用。室内は、レザーとアルカンターラで上質な空間に仕上げた。また、スライドドアは、手を触れることなく、車両の下に足を入れる動きで開閉する。