神戸製鋼、水素ステーション総合テストセンターを新設

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水素ステーション総合テストセンター
水素ステーション総合テストセンター 全 1 枚 拡大写真

神戸製鋼所は、水素ステーションを実運用するのに近い形で様々な運転パターンや充填シミュレーションの検証が可能な「水素ステーション総合テストセンター」を高砂製作所内に新設すると発表した。

投資額は約5億円で、3月中旬に完成する予定。燃料電池車(FCV)への充填、各設置機器(圧縮機、冷凍機、高圧容器など)における各種運転データの収集、水素圧縮機の各種試験などを検証できる。

水素ステーションでは、FCVの本格的な普及に向けた航続距離を延長するため、充填圧力の高圧化による充填量の最大化が必要と考えられている。様々な条件で機器の運転状態を検証できる同センターを活用し、市場ニーズに合った製品開発を進める。将来的にはシステム全体の検証を実施するために水素製造設備の設置も検討する。

同社は、水素ステーション用圧縮機で国内定置式水素ステーション向けに17件の納入実績、約30%のシェアを持つ。他にも一般的な熱交換器である多管式と比較し、10分の1程度にまでコンパクト化した熱交換器なども揃えている。

《レスポンス編集部》

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