現地報道によるとモーターショー開幕を前に、タイ文化省からウィーラ文化相がモーターショー主催団体であるグランプリ社を訪れてとある要請をおこなったという。その内容とは「ステージモデルやコンパニオンの衣装はタイの文化にふさわしいものとするべきだ」というもの。すなわち「肌の露出をおさえろ」ということである。主催団体はその考えに同意したという。
しかし実際にモーターショーが幕を開ければ、事前にそんなやりとりがあったとは思えない相変わらずの露出度。日本と大きく違うのは、肩や背中を大胆に出したコスチュームが多いということだろうか。
実は、「肌の露出を抑えろ」というのは「布ではなくペイントで胸を覆うボディペインティング、そしてストッキングのようなシースルー素材で胸を隠すことを避けて欲しい」という内容だったそうだ。昨年の同モーターショーでは上半身をボディペインティングだけで済ませていたステージモデルがいて、それが問題視されたのである。
いずれにせよ、日本のモーターショーとは話の次元が違うと思うのは気のせいだろうか。