米国新車販売、フォードがGM抜いて5年ぶり首位…3月

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新型フォード F-150
新型フォード F-150 全 6 枚 拡大写真

民間調査会社のオートデータ社は4月1日、3月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は159万5483台。前年同月比は3.2%増と、2か月連続で前年実績を上回った。

米国ビッグ3では、フォードモーターが25万3064台を販売し、GMを抜いて5年ぶりの首位。前年同月比は7.8%増と、2か月連続の前年実績超え。主力中型セダンの『フュージョン』が、2.2%増の2万9675台と、4か月連続で増加。主力SUVの『エスケープ』は、8.4%増の2万8521台と、2か月連続で増加した。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、9.1%増の7万3884台と、2か月連続で前年実績を上回った。

2位に後退したGMは、25万2128台を販売。前年同月比は0.9%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、33.3%増の2万2058台と、3か月連続で増加。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、前年同月比6.1%増の4万7996台と、2か月ぶりに前年実績を上回る。

FCA US(旧クライスラーグループ)は、引き続き4位。3月の販売台数は21万3187台で、前年同月比は8.1%増と72か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、8%増の4万4874台と、3か月連続で増加。クライスラーブランドでは、ミニバンの『タウン&カントリー』が、148%増の1万3586台と好調。

日本メーカーのビッグ3では、3か月連続で3位のトヨタが、21万9842台を販売。前年同月比は2.7%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、9.3%減の3万6991台と、2か月連続で減少。『カローラ』は8.4%減の3万2556台と、2か月ぶりに減少する。『RAV4』は2万9045台で、前年同月比は15.1%増と、7か月連続のプラス。

日産はホンダを上回り、3か月連続の5位。3月は、16万3559台を販売。前年同月比は12.7%増と、7か月連続の前年実績超え。主力の『アルティマ』(日本名:新型『ティアナ』)が3万4856台を販売。前年同月比は8.9%増と、6か月ぶりに前年実績を上回る。『セントラ』は、23.1%増の2万6201台と、7か月連続で増加。主力SUVの『ローグ』は2万7713台を売り上げ、前年同月比は1.1%増と20か月連続で前年実績を上回った。

ホンダは日産を下回り、3か月連続の6位。3月は13万8221台を売り上げ、前年同月比は9.4%増と、2か月連続で前年実績を上回った。主力車の中では、『アコード』が3万0523台で、前年同月比は17.3%増と2か月連続で増加。『CR‐V』は2万6730台で、前年同月比は3.2%減と、2か月ぶりのマイナス。『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』)は6398台と、良好な立ち上がりが続いている。

《森脇稔》

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