【ジャガー XF S 試乗】やっぱりデカいガソリンエンジンが似合う…諸星陽一

試乗記 輸入車
ジャガー XF S
ジャガー XF S 全 12 枚 拡大写真

2015年にフルモデルチェンジしたジャガーのEセグメントセダン『XF』。日本に輸入されているモデルのなかでもっともパワフルでリッチな「XF S」に試乗した。

【画像全12枚】

新型のXFは先代に比べてホイールベースを10mm短縮、全幅は5mm拡大、全高は5mm短縮された。対してホイールベースは50mm延長されている。搭載されるガソリンエンジンは3リットルのV6スーパーチャージャー付きで340馬力/450Nmの最高出力/最大トルクを誇る。エンジンはしっかりと低速トルクがありながらも、高回転まで気持ちよく吹け上がるフィーリングでジャガーのキャラクターに合っている。

過給をスーパーチャージャーで行うので、回転数に頼ることなくトルクがしっかりと得られる。ジャガーはスーパーチャージャーエンジン古くから採用していることもあり、そうした面での親和性が高い。アクセルを踏めば8速ATを介してしっかりとタイヤにトルクが伝えられ、力強い加速が得られる。

今回のXFにはディーゼルエンジンも設定されていて、ディーゼルにスポットライトが当てられることも多いが、私としてはやっぱりジャガーは大きなガソリンエンジンが似合うクルマだと思う。燃費うんぬんを言うことなく乗る…それがジャガーじゃないのだろうか? もちろん環境やエネルギー問題を考えながらジャガーに乗るという考えには賛成だが、お財布の中身を気にしながら乗るクルマではないと思う。

足まわりはちょっと硬めでガッチリした印象。タイヤが19インチとなるので乗り味に硬さを感じるという面もある。同じエンジンを積み18インチタイヤを履くRスポーツにも乗ったが、こちらは乗り心地もしっかりとよかった。ディーゼル1モデル、ガソリン2モデル中、もっとも乗り心地がよかったのは18インチのRスポーツだった。

スポーティでありながら、ジェントルでコンフォートな部分もしっかり持っているXF Sは私たちが持っているジャガーに対する先入観…つまりジャガーはかくあるべきという期待に応えてくれるのがXF S。車両本体価格は1000万円オーバーだが、ジャガーらしいジャガーが欲しければ妥当な金額だ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-60』大規模刷新へ、内外装からエンジンまで…ラージ商品群4車種をテコ入れ
  2. 三菱『パジェロ』3階層のシリーズ展開へ…軽も登場、壮大なシリーズ化が始まる
  3. ホンダ『NSX』が現代のスーパーカーに転生…JAS×ピニンファリーナ『テンセイ』がイタリアでワールドプレミア
  4. 日産『セレナ』次期型は2028年登場か!? 第3世代e-POWER搭載へ
  5. 【スズキ ジムニーノマド 新型試乗】ノマドに乗るならやっぱり「ATがオススメ」な理由…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. EV・欧州減速=日本が正しかった、では見えてこない欧州市場と中国の戦略[インタビュー]
  3. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る