ビー・エム・ダブリュー(BMWグループジャパン)は、東京台場に建設中のブランド体験施設の名称と概要を発表。名称は“BMW GROUP Tokyo Bay”に決定した。
7月にグランドオープン予定のこの施設は、2万7000平方mを超える広さの土地に、投資の総額はおよそ43億円をかけて建設されている。「小さな島を一つ購入できるほどの額だ」とは、ビー・エム・ダブリュー代表取締役社長のペーター・クロンシュナーブル氏の弁。
ここではBMW、MINI、モトラッドの全製品を見ることが出来るほか、試乗車も用意。さらに、路面のミューなどを規定に合わせることで、BMW M社認定予定のドライビング・エリアが備わる。そのほかサービスセンターや300人以上を収納可能な会議ホールなどの施設も建設される。
「BMWを知っている既存ユーザーはもとより、まだ知らない方にも来場してほしい」とクロンシュナーブル氏。「この施設によってBMWブランドや製品を経験、体験してもらえるいい機会だと思っている。そのために我々は試乗車を100台以上用意するほか、ドライビングトレーニングも実施するので、新しい体験を提供することが出来るだろう」と話す。
また、クロンシュナーブル氏は「もう一つ重要なのは、おもてなしだ」という。カフェテリアエリアや、コンベンションホールなどがそれにあたり、「(ホールは)一般にも使ってもらえるようなものも用意している。カフェテリアは、初めての試みとしてネスプレッソとのコラボレーションで運営する」とした。
年間の来場者数は20から30万人を想定。同社BMW東京/大阪プロジェクトディレクターの伊集院正行氏は、「ドライビング・エリアには照明設備も充実しているため、会社帰りのサラリーマンを対象とした、ブレーキングテストなどの楽しいプログラムを将来的には展開したい」。さらに、「クルマの体験だけではなく、夏祭りやコンサートなどもやろうと思えば出来る」と述べ、近隣他団体とのイベント共催も企画していくという。