STとMobileye社、完全自動運転車のセンサ・フュージョン処理用SoCを共同開発

自動車 ビジネス 企業動向
STマイクロエレクトロニクス(WEBサイト)
STマイクロエレクトロニクス(WEBサイト) 全 2 枚 拡大写真

STマイクロエレクトロニクスは、2020年に登場予定の完全自動運転車(FAD)にて、センサ・フュージョン処理用の制御コンピュータとなる第5世代SoC「EyeQ5」をMobileye社と共同開発すると発表した。

自動運転では、高解像度カメラ、レーダー、LiDARなど、多数のセンサ情報を融合させた処理を行う。センサ・フュージョン・プロセスは、これらすべてのセンサのデータを同時に収集し、高速に処理する必要がある。

今回共同開発するEyeQ5は、10nmノード以下のFinFET技術を採用し、マルチスレッドCPUコアを8個、Mobileyeの次世代ビジョン・プロセッサ・コアを18個搭載する予定。これらの組み合わせにより、現行の第4世代品「EyeQ4」の8倍に性能を強化。毎秒12テラ回超の命令を生成する高い処理能力を発揮する一方、消費電力は5W未満。受動的な冷却のみで優れた性能を実現できる。

EyeQ5は、2018年上半期にサンプル出荷を開始する予定。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  2. 日産『ムラーノ』新型、米IIHSで最高の安全性評価
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 運転席から1人でアタッチメント交換を実現、日立建機が中型油圧ショベル4機種発売へ
  5. 「技術の日産」はこれだけの名車を生み出してきた…第4回プリンスの丘 自動車ショウ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る