スズキは6月1日、自動車リサイクル法に基づき、2015年度(2015年4月~2016年3月)の特定再資源化物品(自動車シュレッダーダスト:ASR、エアバッグ類、フロン類)に関する再資源化等実績を公表した。
2015年度の実績は、ASRの取引量は5万0558トン、取り扱った使用済み自動車は39万9409台だった。再資源化率は実績値97.3%となり、2015年度の法定基準値である70%を2008年度から継続して上回った。
エアバッグ類は、21万1417台(83万7197個)を引取り、再資源化率は93.2%、法定基準値85%を上回った。フロン類の回収量は8万6880kg、取り扱った使用済み自動車は34万6631台だった。
再資源化に要した費用は総額27億5332万円、資金管理法人から払い渡しを受けた預託金は31億5991万円で、全体収支は4億0659万円の黒字となった。2004年度からの累計収支は15億2499万円の黒字で、スズキでは今後も中長期的に全体の収支バランスが取れるよう取り組んでいく。