鉄道の災害運休区間、前月と変わらず…5月末

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5月末時点の災害運休区間。前月末と同じだが、常磐線の小高~原ノ町間は7月12日の再開が決まった。
5月末時点の災害運休区間。前月末と同じだが、常磐線の小高~原ノ町間は7月12日の再開が決まった。 全 1 枚 拡大写真

災害による鉄道路線の長期運休区間は、5月末時点で4月末と同じ計498.5kmだった。熊本地震で被災した鉄道路線のうち、JR九州の豊肥本線と南阿蘇鉄道の高森線は、依然として全線再開のめどが立っていない。

豊肥本線は熊本~大分間148.0kmのうち、肥後大津(熊本県大津町)~豊後荻(大分県竹田市)間52.6kmの運休が続いている。代行輸送は5月9日以降、運休中の全区間で確保され、肥後大津~宮地(熊本県阿蘇市)間と宮地~豊後荻間に分けて代行バスが運転されている。肥後大津~宮地間の代行バスは朝夕の通勤通学時間帯のみの運転で、瀬田・立野両駅は通過している。

南阿蘇鉄道の高森線は、立野(熊本県南阿蘇村)~高森(高森町)間17.7km全線での運休が続く。南阿蘇鉄道は7月中旬にも被害の少なかった中松~高森間7.2kmの運転を再開し、長陽~中松間5.8kmも1年以内の再開を目指す方針。一方、立野~長陽間4.7kmは被害が大きく、再開のめどはたっていない。

福島第一原発事故による避難指示区域を通る常磐線竜田(福島県楢葉町)~原ノ町(南相馬市)間46.0kmでは、南相馬市内の小高~原ノ町間9.4kmのみ7月12日の避難指示解除に合わせて再開することが決まった。

《草町義和》

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