ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェ。同社が2ドアスポーツカーの生産を、ドイツの本社工場に集約することが分かった。
これは6月6日、ポルシェが明らかにしたもの。同社は、「『911』、『ボクスター』、『ケイマン』の3車種の生産を、ドイツ・ツッフェンハウゼン本社工場に集約する」と発表している。
ツッフェンハウゼン本社では2015年、改良新型『911』の生産を開始。2016年春には、『718ボクスター』の生産も開始した。そして2016年6月、『718ケイマン』の生産もスタート。
また、フォルクスワーゲンのドイツ・オスナブリュック工場では、8月中旬をもって、『ケイマン』の生産を終了する予定。これで、ポルシェの2ドアスポーツカーの生産は全て、ツッフェンハウゼン本社工場に集約されることになる。
ポルシェの全2ドアスポーツカーがツッフェンハウゼン工場で生産されるのは、同工場の75年を超える歴史において、画期的な出来事。ポルシェは、「本社工場での全ての2ドアスポーツカーの生産台数は、8月までに1日あたり約240台へ、現行比で9%増強される」と説明している。