NTTドコモ、ネットワークスライシング技術の実証に成功…コネクティッドカーなどの普及に向けた技術

自動車 ビジネス 企業動向
ネットワークスライシング技術のイメージ
ネットワークスライシング技術のイメージ 全 1 枚 拡大写真

NTTドコモとエリクソンは、第5世代移動通信システム(5G)の実現に向け、コネクティッドカーなど、利用するサービスに合わせて効率的にネットワークを提供するネットワークスライシング技術の実証実験に成功したと発表した。

ネットワークスライシング技術は、低遅延・高信頼・高セキュリティなど、様々な要求条件が求められる5Gで、ネットワークを仮想的に分割(スライス)することで、利用するサービスの要求条件に合わせて効率的にネットワークを提供する技術。

今回、サービスの要求条件に基づき自律的に最適なネットワークスライスを選択または作成する機能を新たに追加することで、複数の異なるサービスを最適なネットワークスライスを通じて提供することに成功した。ドコモは、ネットワークスライスを選択または作成する機能を設計、エリクソンはエリクソンのクラウド製品を用いてネットワークスライスのサービスを管理する基盤を実装した。

実験の成功により、1つのネットワークにすべてのサービスを収容する現在の運用とは異なり、共通のネットワーク基盤上にネットワークスライスをサービスごと要求条件に合わせて仮想的に構築・収容することで、サービスに必要な高いレベルの要求条件を効率的に実現できることを実証した。

1つの端末が複数のネットワークに並列して接続できるようになるため、コネクテッドカーには高セキュリティ、低遅延、インフォテイメントサービスには広帯域など、異なる要求条件を持つ複数のサービスを1つの端末で利用できることが可能となる。

今回の成果は、6月28日から30日までイギリスのロンドンで開催される「5G world」で展示する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
  4. 『頭文字D』『MFゴースト』『昴と彗星』が東京オートサロン2026に集結、AE86・BRZ・86を展示
  5. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る