米国のEVメーカー、テスラモーターズ。同社のトップが、太陽光発電企業の買収に、改めて強い意欲を見せた。
これは7月20日、テスラモーターズが発表した「マスタープラン パート2」の中で、明らかにされたもの。マスタープラン パート2は、イーロン・マスクCEOが、今後10年のテスラの方向性を示した中期経営計画。このマスタープラン パート2において、マスクCEOは、テスラとソーラーシティ社の統合の必要性を強調している。
ソーラーシティは、米国カリフォルニア州サンマテオに本拠を置く太陽光発電のベンチャー企業。家庭向けに太陽光パネルを設置する事業を手がけ、急成長を遂げた。
テスラは6月下旬、ソーラーシティに対して買収提案を行ったばかり。テスラは今回の中期経営計画において、バッテリーとソーラーパネルを組み合わせ、個人が発電を促進する目標を発表。同社によると、この目標の実現に、テスラとソーラーシティの統合が欠かせないという。
テスラモーターズのマスクCEOは、「テスラがパワーウォールを大量生産し、ソーラーシティが高度に分化したソーラーを提供できるようになった今こそ、この2社を1つにする時」と、コメントしている。