【新聞ウォッチ】自動車メーカーの苦悩、若者の6割マイカー購入「NO」

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2016鈴鹿8耐決勝
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年8月1日付

●電車優先スペース倍増、国交省方針、1編成に2か所以上(読売・2面)

●オートバイ、鈴鹿8時間耐久レース、ヤマハ2連覇 (朝日・16面)

●リオ五輪、地下鉄やっと開通、財政難で工事遅れ(毎日・27面)

●エコドライブで燃費向上、急発進や急加速、波状運転は×(産経・19面)

●路上でポケモンGO女性のわいせつ被害相次ぐ(産経・24面)

●トロッコ列車など南阿蘇鉄道が再開、熊本地震で被災(東京・31面)

●クルマ異次元攻防、マイカーはいらない、「シェアの波」悩むメーカー (日経・1面)

●メキシコ、車生産陰り、上半期、7年ぶり減少、輸出不振、投資計画影響も(日経・4面)

●成田-都心格安バス快走、LCC客・訪日客獲得 (日経・29面)

ひとくちコメント

ポケモンは「GO」、マイカーは「NO」ということなのか。自動車産業に大きな変革の波が押し寄せているなかで、日経が「クルマ異次元攻防」というタイトルでギョーカイ関係者にとっては実に興味深い特集記事を連載している。

7月31日付の第1回のテーマは「握手か対決か? 攻めるIT、トヨタ動く」。環境規制の強化に加え、人工知能(AI)を駆使した自動運転車の開発など、IT(情報技術)業界も入り交じった主導権争いが激しさを増すと指摘。

20年後には世界市場の1割が「完全自動運転車」になるという予想もあるなどと、レポートしている。

きょうの第2回目は「マイカーはいらない」というショッキングなタイトルで「スマホや簡単な決済サービスの普及で消費者の意識が『所有』から「シェア』に移るなか、自動車メーカーの悩みは深まっている」などと警鐘を鳴らしている。

なかでも、日本自動車工業会の調査によると,車を保有していない10代、20代の社会人のうち、「車購入の意向がない」と答えた人が全体の約6割に上った、などと伝えている。

カーシェアに比べると税金や保険などの維持費が2倍程度かかるのが大きな理由のようだ。この記事をざっと読んで思ったことだが、好きな「愛車」を自由自在に乗り回し、ドライブを楽しむというクルマ本来の価値が伝わってこないのは残念である。

《福田俊之》

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