スバル富士重 高橋専務、「米国のインセンティブは業界との適切な差も必要」

自動車 ビジネス 海外マーケット
スバルのインディアナ工場
スバルのインディアナ工場 全 2 枚 拡大写真
富士重工業(スバル)の高橋充専務執行役員は8月3日の決算発表の席上、米国でのインセンティブ(報奨金)について「業界レベルとの適切な差も必要」とし、場合によっては積み増す考えを表明した。

同日発表した2017年3月期の第1四半期(4~6月期)決算での米国販売は、前年同期比11%増の15万5000台と、この期では過去最高となった。依然、在庫薄の状態が続いていることもあって、スバル車の台当りインセンティブは600ドル程度。業界平均の3100ドルを大きく下回っているという。

ただし、高橋専務は「余りにも業界と開き過ぎている。いつもこのレベルでと考えるのは危険」と、自らに言い聞かせるように警戒感を示す。インセンティブの抑制にこだわる余り、販売にブレーキがかかるという警戒だ。同社の米国工場では7月から増産対応が始まっており、今後は供給力も徐々に高まる。高橋専務はインセンティブ政策を慎重に見極めていく構えだ。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『IS』改良新型、表情一新…2026年発売へ
  2. ルノー『ルーテシア』新型、新デザインで大胆チェンジ…IAAモビリティ2025
  3. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  4. 「マットブラックのカタナ、ええやん…」幻の『黒いKATANA』サプライズ公開に、SNSでも「発売したりして?」と期待の声
  5. 3M、カーラッピングに塗装保護機能の新フィルム発売…ドライ施工で作業時間半減
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る