C11 207 本州上陸、東武に次々と集まる車掌車・客車・転車台[フォトアルバム]

鉄道 企業動向
南栗橋車両管区に到着した C11 207
南栗橋車両管区に到着した C11 207 全 30 枚 拡大写真

東武鬼怒川線 下今市~鬼怒川温泉間で2017年夏に走りだすSL列車。その蒸気機関車 C11 207 がJR北海道 苗穂工場から、東武鉄道 南栗橋車両管区に搬入された。その“上陸風景”や客車、車掌車、転車台などの写真が届いた。沿線風景といっしょに見ていこう(写真30枚)。

1941年に落成、札幌、静内、室蘭、苫小牧、長万部などで活躍し、2000年に再び北海道内でイベント列車などをけん引したC11形207号機は、8月12日、トレーラーに載せられて陸路でJR北海道苗穂工場(北海道札幌市)を出発。

8月14日、苫小牧港(北海道苫小牧市)からフェリーに載せられにて出港。翌日に大洗港(茨城県大洗町)に着き、8月19日、初めて本州に“上陸”。トレーラーで大洗港を離れ、同日、南栗橋車両管区(埼玉県久喜市)に到着した。

C11 207 の寝床となる南栗橋車両管区に、ブラック調の検修庫を新設。ここで組み立て・検査などを行い“東武仕様”に仕上げ、構内試運転を経て本線へと出て行く。

編成は、C11 207 を先頭に、車掌車、客車3両、ディーゼル機関車DE10形1099号機と続く。DE10 1099 はJR東日本、車掌車ヨ8634はJR貨物、ヨ8709はJR西日本、客車はスハフ14 1、スハフ14 5、オハフ15 1、オハ14 1、オロ12 5、オロ12 10 がJR四国から譲り受けたもの。

また、下今市駅(栃木県日光市)には、長門市駅(山口県長門市)にあった転車台を、鬼怒川温泉駅には三次駅(広島県三次市)にあったものを置く。2つのターンテーブルはJR西日本から譲受する。

SL列車の発着拠点、下今市駅舎の改修工事もすすむ。昭和レトロ感のある駅舎にリニューアルし、SL見学エリアも整備する。

50年以上の時を経て、再び蒸気機関車が駆ける東武鬼怒川線。今後は、9月にJR四国から客車が届き、12月にJR東日本から DE10 1099 が到着。2017年4月には東武鬼怒川線で試運転が始まる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. インフィニティの中型SUV『QX60』、改良新型は表情一新…初の「SPORT」も設定
  2. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  3. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  4. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  5. スバル『クロストレック』を快適にローダウン&スタイリッシュにリフトアップ! ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る