フォルクスワーゲングループに属し、チェコに本拠を置くシュコダは10月20日、新型SUVの『コディアック』の生産を開始した。
コディアックは、シュコダの大型SUV。ボディサイズは、全長4697mm、全幅1882mm、全高1676mm、ホイールベース2791mm。フロントの縦メッキグリルは、シュコダのアイデンティティとなる。
室内はモダンかつ明快、魅力的なデザインをコクピットに採用。ダッシュボードは、左右対称のデザインで、中央にタッチパネルモニターをレイアウトした。スイッチ類は、高い操作性を追求する。シートには、高品質の素材を導入。シュコダによると、とくに前席の乗員に、優れた快適性を提供するという。
3列シートはオプション。最大で7名が乗車できる空間を持つ。荷物スペースはクラス最大。容量は通常状態で720リットル。後席を倒せば、2065リットル(いずれもVDA計測法)に拡大する。
パワートレインには、フォルクスワーゲングループのガソリン「TSI」3機種とディーゼル「TDI」2機種を設定。ガソリンで最もパワフルなのは、「2.0TSI」。2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力180psを引き出す。トランスミッションは、6速MTおよびDSGを組み合わせた。
10月20日、シュコダのチェコ・クヴァシニ工場において、コディアックの生産を開始。工場の従業員が、量産第一号車のラインオフを祝福した。シュコダの生産担当、Michael Oeljeklaus取締役は、「コディアックの生産開始はシュコダ全社にとって、感動の瞬間」と語っている。