JR東日本、仙台~上野間で「懐かしの急行列車」ツアー 12月3日

鉄道 企業動向
JR東日本は仙台~上野間でEF81(左)が12系(右)をけん引する「急行列車」を運行する。
JR東日本は仙台~上野間でEF81(左)が12系(右)をけん引する「急行列車」を運行する。 全 1 枚 拡大写真

JR東日本仙台支社は10月26日、「懐かしの急行列車で行く東京おとな旅」と題した旅行商品の発売を始めた。かつての客車急行列車を模した列車で東京を訪ねるもので、12月3日に実施する。

仙台支社とびゅうトラベルサービス東北支店の発表によると、列車はEF81形電気機関車が12系客車をけん引。仙台6時58分発~福島8時07分発~郡山8時46分発~上野11時52分着の時刻で運行する。この列車と東京到着後の観光コースを組み合わせた旅行商品として発売され、座席の一般発売は行わない。

旅行代金は、片道プランの「東京フリーコース」(仙台発~上野解散)の場合、大人1万6800円・子供1万4000円。乗車記念として「ホーロー製サボプレート」と「オリジナル掛け紙特製弁当」が付き、車内では添乗員が改札ばさみによる車内検札を行う。

12系は1969年から1978年まで製造された国鉄の急行形客車。当時の急行列車の標準的な設備だった4人掛けボックス席を採用している。EF81形は三つの電化方式(直流1500V・交流2万V/50Hz・交流2万V/60Hz)に対応した電気機関車で、北陸本線や羽越本線などの日本海縦貫線を中心に運用。大阪~青森間を結ぶ急行『きたぐに』もけん引した。関東~東北方面の急行では、常磐線経由で上野~青森間を結んでいた『十和田』をけん引したことがある。

JRの急行列車は今年3月、青森~札幌間を結んでいた『はまなす』を最後に定期運転の列車が廃止されており、現在は臨時列車のみの運転となっている。

《草町義和》

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