アウディの米国法人、アウディオブアメリカは11月1日、10月の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は、10月の新記録の1万7721台。前年同月比は0.1％増と微増ながら、70か月連続で前年実績を上回った。
最量販車は、引き続きSUVの『Q5』。10月は3772台にとどまり、前年同月比は22.4％減と、3か月連続で減少した。『Q7』は新型投入の効果で、前年同月比32.9％増の2798台と2桁増を維持。『Q3』は1944台で、前年同月のおよそ2.2倍と、大幅増が続く。
セダン系では、新型『A4』が3864台を販売。前年同月比は33.4％増と、4か月連続のプラス。『A7』は20.8％減の583台と減少傾向。『A6』は17.9％減の1429台、『A5』は27.9％減の609台、『A8』は8.1％減の354台と、引き続き落ち込む。
アウディの米国での入門車、『A3』は前年同月比37.5％減の1708台と、減少傾向。スポーツカーでは、新型『TT』が23.2％増の287台と2か月連続で増加。『R8』は前年同月のおよそ3.6倍の61台と、5か月連続のプラス。
アウディの2015年の米国新車販売台数は、初の20万台超えとなる20万2202台。前年比は11.1％増と、6年連続で販売記録を更新した。2016年1‐10月は、前年同期比2.9％増の16万9900台。アウディオブアメリカのマーク・デル・ロッソ上級副社長兼COOは、「販売店の熱意と商品戦略の成功のおかげで、2016年は新記録の年になるだろう」と述べている。
