三菱自動車が11月上旬、国土交通省に届け出た先代『アウトランダー』のリコール(回収・無償修理)。このリコールが、米国市場にも拡大した。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。三菱自動車の米国法人から届け出を受けた先代アウトランダーに関するリコールの内容を開示している。
今回のリコールは、フロントワイパーの不具合が要因。フロントデッキ部の防水構造が不適切なため、フロントデッキガーニッシュとウインドシールドガラスの間から伝った水がワイパーモーターとワイパーリンクのジョイント部に浸入する可能性がある。
その場合、ジョイント部内部が異常摩耗を起こすことがある。最悪の場合、ワイパーモーターとワイパーリンクのジョイント部が外れ、ワイパーが作動しなくなるおそれがあるというもの。
米国では、2007‐2013年モデルの10万0082台が、リコールに該当。販売店で点検を行い、ジョイント部の異常摩耗が認められないものは、ワイパーリンクのジョイント部のゴムカバーを対策品と交換。ジョイント部の異常摩耗が認められたものは、ワイパーリンクを対策品と交換する。