カーオーディオ『システムアップ術』研究…スタート時に実践すべきコツ

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カーオーディオの醍醐味はココにあり! 『システムアップ術』研究!! 第1回「スタート時に実践すべきコツとは?」
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カーオーディオの音が良くなると、ドライブはもっと楽しくなる。では、どうやったらカーオーディオの音が良くなるのかというと…。やり方はいろいろある。廉価な市販スピーカーに交換するも良し、サブウーファーを入れるも良し。そして…。

何をするにしても、さらに手をかけると、もっと音が良くなっていくのがカーオーディオの面白いところ。カーオーディオには、『システムアップ』という醍醐味が存在しているのである。

しかしながらやり方を間違えると、遠回りをしたり、お金をムダにしてしまったり…、ということが起こり得る。そんなことがないように、楽しく、効果的に『システムアップ』していく方法を考えてみようと思う。その方法のいろいろを、これから数回に分けて解説していく。

■“音が良くなる”感動を、何度でも味わうことは、可能!

まずは、『システムアップ』とは何なのか、から考察していこう。アプローチを大別すると、「ユニットの追加・交換」、「取り付け方の見直し」、「チューニングの追い込み」という、3種類にわけることができる。そして、これらを複合的に実践していくと、深く、長く楽しむことが可能となる。

楽しみどころは言うまでもなく、“都度、音が良くなる感動を味わう”ことにある。それは、グルメの楽しさと似ている。美味しい食べ物に出会うと感動する。例えば、気に入った焼き肉屋で、ある日奮発して特上カルビを頼んでみると…。こんな美味しいものがあったのか、と単純にうれしくなる。

1度美味しい味を知ってしまうと、前の味に戻り難くなるのが悩ましいところではあるのだが…。しかし、美味しいものに出会う感動は格別だ。もっと美味しいものが食べたくなるし、もっと美味しいものに再び出会うと、感動はより深くなる。

カーオーディオもこれと同じで、今まで聴いていた音よりもさらに良い音で音楽が聴けると、ぞくぞくするような新鮮な感動を味わえる。そしてやり方次第では、その感動を何度でも味わうことができるのだ。

ただし、突き詰めていくと終わりがない世界、でもある。そこのところはわきまえて、無理のない範囲で、ゆっくり、コツコツやっていくことがとても大切だ。無理をしたら面白さも半減する。あくまでもマイペースで、じっくりと取り組みたいところである。

そのためには、重要なポイントがある。それは、“ムダな投資を避けること”。予算を注ぎ込んでやったことを、すぐにそっくりやり直す、ようなことがあってはつまらない。「今行うことを、まずは長く活用する」、ここを押さえておくと、途中で後悔することもなく、清々しい気持ちで前に進んでいけるはずだ。

■予算の範囲の中で、“気に入ったもの”を買うことが、とても大切。

では、“ムダを出さない”ためには、どうするといいのだろうか。コツはただ1つ、「長く使えるもの」を取り入れていくことにある。

とはいえ、必ずしも高級品を買い揃えないといけないか、というと、そうとは限らない。できるならば良いものを購入すべきではあるのだが、上を見たらキリがないのがカーオーディオの世界。例えばスピーカーで考えたとき、1万円台の製品から、100万円オーバーの超ハイエンド製品まで、千差万別、選り取り見取り…。

であるので、そこは各自の予算に応じて考えればOKだ。仮に、1万円台の製品をチョイスしたとしても、それを長く使いながら他を買い揃えながら『システムアップ』をしていけば良いのである。

次には、「長く使えるもの」を選ぶためのコツをご紹介しよう。それは2つある。1つ目は「予算の許す範囲で、“気に入ったもの”を選ぶ」こと。可能な限りの予算を計上しながらもその範囲の中で、“納得できるものを買う”、ことがとても大事だ。愛着を持てるものを購入して、まずはそれを長く使って楽しみたい。

そして2つ目のコツは、「長期的な視点に立つ」ことである。次にはどんな『システムアップ』の方法があるのか、そして、最終的にはどこまでを目指すのか。最初の段階でゴールの形をイメージできたなら、それに越したことはない。後はその人なりのゴールに向かって、コツコツと『システムアップ』を楽しんでいけばいいのである。

ちなみに、最初の一手として汎用性が高いのは、「スピーカー交換」だ。これに関しては、あとあとどのような形にも発展していける。どんなゴールに向かうべきなのかいまいちピンとこない、という場合には、取りあえず「スピーカー交換」から手を付けると良いだろう。

なお、スピーカーを選ぶ際に、“バイアンプ対応”か否か、をチェックしておくと、さらに待ちを広げることが可能となる。ここにこだわり過ぎる必要はないのだが、一応チェックしておくことをおすすめしたい。“バイアンプ対応”モデルであると、『システムアップ』の選択肢が広がる、ということを、頭の片隅に置いておこう。これについての詳細は、連載の進行とともに改めて解説の機会を設けたい。

今回は、ここまでとさせていただく。次回からは、具体的な『システムアップ・プラン』を、1つ1つ検証していく。少々不定期な連載となるが、続きにご期待いただけたら幸いだ。次回は数日後に掲載予定だ。お楽しみに。

カーオーディオの醍醐味はココにあり! 『システムアップ術』研究!! 第1回「スタート時に実践すべきコツとは?」

《太田祥三》

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