三菱自動車が11月下旬、国土交通省に届け出た『RVR』のリコール(回収・無償修理)。このリコールが中国市場に拡大した。
今回のリコールは、テールゲートのガススプリングの不具合が原因。テールゲートのガス封入式スプリングの外筒のエンドキャップ部の塗装が不適切なため、外筒が錆びる場合がある。
そのままの状態で使用を続けると、錆が進行し、外筒が膨らみエンドキャップが割れ、最悪の場合、テールゲートを開く際に外筒が破裂し、周囲の人が負傷するおそれがあるというもの。
三菱自動車の中国法人は、このリコールを中国当局に届け出。中国ではRVRと『パジェロ』の2車種が、リコールの対象。RVRは2011‐2012年モデルの1万7547台、パジェロは2011‐2012年モデルの3504台、合計2万1051台がリコールに該当する。
三菱自動車の中国法人は、対象車を保有する顧客に連絡。販売店において、ガススプリングを対策品と交換するリコール作業を行う。